アジア7社の年収
| 項目 | キャセイ | シンガポール航空 | スクート | 香港エクスプレス | ベトナム航空 | ベトジェット | フィリピン航空 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 機長 年収 | 約¥3,600万 当サイトの推定(公開情報からの推計)。会社が公表した金額ではありません |
約¥3,400万 当サイトの推定(公開情報からの推計)。会社が公表した金額ではありません |
¥1,900万〜2,900万 | ¥1,400万〜2,600万 | ¥1,400万〜2,500万 | ¥1,200万〜2,300万 | ¥1,150万〜2,100万 |
| 副操縦士 年収 | 約¥1,956万 公式募集の目標年収 HKD 964,646。目標ブロックアワーを飛んだ場合の額で、保証額でも平均でもありません(2026年1月時点・月額手当は別) |
約¥1,850万 当サイトの推定(公開情報からの推計)。会社が公表した金額ではありません |
¥850万〜1,450万 | ¥800万〜1,500万 | ¥700万〜1,450万 | ¥600万〜1,350万 | ¥500万〜1,050万 |
| 公式に公開されている金額 | 目標年収 副操縦士・セカンドオフィサーのみ |
公表なし | 公表なし | 公表なし | 公表なし | 公表なし | 公表なし |
| 機長 最低総飛行時間 | 公表なし | 7,000 h PIC 3,000時間ほか |
公表なし | 公表なし | 公表なし | 4,000 h 2025年2月の募集より |
公表なし |
| 副操縦士 最低総飛行時間 | 1,500 h 3,000時間が望ましい |
1,500 h 3,000時間が望ましい |
公表なし | 公表なし | 公表なし | 4,000 h 2025年2月の募集より |
公表なし |
| 英語要件 | ICAO Level 4+ | ICAO Level 5+ | 公表なし | 公表なし | 公表なし | 公表なし | 公表なし |
| 有給休暇 | 28日(副操縦士) | 公表なし | 公表なし | 最大35日 | 公表なし | 公表なし | 公表なし |
| 2026年9月時点の募集 | 自社養成・SO・FO | 機長・副操縦士 | A320機長・FO・B787機長 | 社内向け1件のみ | なし | なし | なし |
※ キャセイパシフィックとシンガポール航空は、公式の募集例がある項目はその額を、公式の金額が無い項目は当サイトの推定年収を、それぞれ種類を書いて載せています。残る5社の年収の幅は、PILOT VALUE に匿名で届いた給与データと公開資料から算出したもので、各社の公式発表ではありません。飛行時間・英語・有給休暇・募集状況は、各社の公式ページ・年次報告書・募集要項の記載です。「公表なし」は公式に記載がない項目です。
キャセイパシフィック ── 副操縦士の年収を金額で公開している
この7社で、採用ページに年収の金額を載せているのはキャセイパシフィックだけです。対象は自社養成・セカンドオフィサー・ファーストオフィサーの3区分で、機長の金額は公開されていません。
ファーストオフィサー
セカンドオフィサー
- 確定額ではなく目標額です。原文は「Target Annual Salary based on achieving Target Annual Block Hours」。年間の目標ブロックアワーを達成した場合の年収で、実際に飛んだ時間によって変わります。
- 2026年1月時点の金額です。採用ページに「Latest figures as of Jan 2026, subject to periodic review」(定期的に見直す)と注記があります。
- 月額手当は目標年収に含まれません。採用ページでは年収とは別の項目として記載されています。
ファーストオフィサーの目標年収を円に換算すると約¥1,956万、セカンドオフィサーは約¥1,275万です。機長について、このページに出している約¥3,600万は公開情報から当サイトが推計した金額です。キャセイパシフィックが公表した金額ではありません。
シンガポール航空 ── 応募条件は細かいが、給与額は非公開
公式に公開されている応募条件
身長の下限が公式に定められている
“Minimum height requirement of 1.58m to ensure full reach and the safe operation of all flight deck controls”(操縦席のすべての操作系に確実に手が届き、安全に操作するため、身長158cm以上)
スクートはシンガポール航空グループの LCC ですが、採用は別枠で、募集要項も別に出されます。2026年9月時点で出ている募集は3件です ── 「Direct Entry A320 Captain 2026 (Singapore Assessment Centre)」「Direct Entry First Officer 2026」「Direct Entry B787 Captain 2026」。必要飛行時間・英語要件・年齢・身体検査は募集要項に書かれていないため、上の表では「公表なし」としています。年収の欄は、当サイトが匿名の給与データと公開資料から出した幅です(会社が公表した金額ではありません)。シンガポール航空の条件を当てはめないでください。
ベトナムの2社 ── 規模と昇格の実績は公開、給与は全社員の数字だけ
ベトナム航空 ── パイロット1,055人、うち外国籍99人
2025年12月31日時点の運航パイロット(VASCO を含む)1,055人 ── 機長532人、副操縦士523人。ベトナム国籍966人(91.60%)、外国籍99人(9.40%)。出典:ベトナム航空 2025年 年次報告書(ベトナム語)
- 2025年に副操縦士から機長へ昇格したのは20人(計画20人に対して100%)、機種移行は112人。昇格の実績を数字で公開している会社は、この7社ではベトナム航空だけです。
- 給与は伸び率だけが公開されています ── 「Thu nhập bình quân đã tăng hơn 25% so với năm 2019, trong khi tiền lương bình quân tăng gần 40%.」(2019年比で平均収入が25%以上、平均賃金が40%近く増加)。全社員の数字で、パイロットの年収ではありません。
- 募集は別の採用サイトに出ます。2026年9月時点でパイロットの募集は0件、掲載中の21件はいずれも給与欄が「Thỏa thuận」(応相談)です。
ベトジェット航空 ── 年報の平均収入は全社員の数字
2025年の年次報告書に、1人あたり1か月あたりの平均収入の推移が図で載っています。従業員数は7,632人、職種の内訳は「客室乗務員 27.92% / パイロット 12.47% / その他 59.60%」と書かれています。
- 全社員の数字で、パイロットは従業員の12.47%にすぎません。
- どの棒がどの年かが年報に明記されていません。従業員数7,632人が2025年の数字であることは確認できますが、他の年は特定できません。
- 「thu nhập」(収入)と「tiền lương」(賃金)の使い分けが定義されていないため、何を含んだ額なのかが分かりません。
香港エクスプレスとフィリピン航空 ── 2026年9月時点で募集なし
香港エクスプレス航空
パイロットの公式ページに載っているのは、待遇の項目名だけです。金額の記載はありません。
- Medical Insurance
- Loss of Income Insurance
- Staff Travel Benefits(UO・CX と他社便)
- Up to 35-day Leave
- Bonus
- Relocation Assistance
フィリピン航空
“There are currently no open positions matching this category or location.”(この区分・この勤務地に、いま開いている募集はありません)/出典:フィリピン航空 採用サイト(パイロット・客室乗務員)
- パイロットの区分に募集がありません。給与・必要飛行時間・英語要件のいずれも公式には公開されていません。
- 持株会社の法定開示に職種別の給与はなく、組合(ALPAP)の団体協約も本文が公開されていません。
7社のどこを選ぶか
7社で唯一、目標年収・月額手当・有給休暇・必要飛行時間が1ページにまとまっています。セカンドオフィサーは総飛行250時間から応募できるため、入口としても最も手前です。機長の金額は公開されていません。
応募条件が細かく公開されており、A350 または A380 での機長経験がそのまま活きます。英語は ICAO Level 5 以上で、この7社で最も高い水準です。募集要項に金額の記載はないため、給与は選考の中で確認することになります。契約は最長12か月です。
年収を公開しているのは1社だけで、その1社も機長の額は出していません。順位を断定している記事は推計を含んでいます。このページが示せるのは、各社の年収の幅とその根拠までです。
よくある質問
アジアの航空会社でパイロット年収が高いのはどこですか?+
アジアで公式に給与額を出している航空会社はありますか?+
キャセイパシフィックの機長の年収は公式に出ていますか?+
「Target Annual Salary」は必ずもらえる額ですか?+
アジアでいまパイロットを募集している会社はどこですか?+
シンガポール航空の採用条件で特徴的なものはありますか?+
ベトナムの航空会社は年報にパイロットの年収を書いていますか?+
ベトナム航空は何人のパイロットを抱えていますか?+
各社の詳細と、他の地域の比較
この表の「公表なし」を埋められるのは、現場の数字だけです
7社のうち6社は年収を公開していません。だから上の表には「公表なし」が並びます。この空欄を埋められるのは、実際にそこで飛んでいる人の給与データだけです。匿名で1件加わるごとに、年収の幅は少しずつ狭くなります。
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